今回ご紹介するのは弱冠33歳にして早稲田大学創造理工学研究科の准教授をつとめる玉城絵美(たまきえみ)さんです
この方は「ポゼストハンド」というシステムを開発し、なんとそれが米TIME紙で「世界の発明50」に選ばれたという、ホントのリケ女の先駆者ですね!
今、世界的にも注目される玉城絵美(たまきえみ)さんの経歴やプロフィール、また開発した「ポゼストハンド」(PossessedHand)について調べていきたいと思います。
玉城絵美(たまきえみ)さんのプロフィール
引用: http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20150305/201703/?P=3
生年月日:1984年1月(33歳)
出身地:沖縄県北谷町
学歴:2002年沖縄県立球陽高校、2006年琉球大学工学部情報工学科卒業。
2008年筑波大学大学院システム情報工学研究科修士課程修了。
2010年米国ピッツバーグのディズニー研究所でインターン。
2011年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。
引用: http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20150305/201703/?P=3
玉城絵美(たまきえみ)さんの経歴
2011年「ポゼストハンド」開発。同年東京大学総長賞受賞
2011年東大大学院総合文化研究科特任研究員。
2011年「ポゼストハンド」がの米TIME紙「世界の発明50」に選出。
2012年岩崎健一郎氏、鎌田富久氏とベンチャー企業「H2L」設立。主任研究員。
2013年から早稲田大学人間科学学術院助教。
2015年日経ウーマン ウーマン・オブ・ザ・イヤー準大賞受賞。
現在は早稲田大学創造理工学研究科准教授。
趣味:文鳥を飼うこと
人生での挫折:飼っていた文鳥がいなくなったとき、立ち直るのに半年くらいかかったこと。
引用: http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20150305/201703/?P=3
玉城絵美(たまきえみ)さんのポゼストハンド発明のきっかけは?
男性が多い工学研究という分野において、女性でしかも美人というそれだけで注目度は高いのに、さらに世界的に注目されるシステムを開発した才女でもある玉城絵美さんはまだ弱冠33歳という若さ。
彼女を有名にした「ポゼストハンド」はさらに若い27歳の時の発明です。
いったいどんなきっかけで生まれたのでしょう?
将来のノーベル賞候補ともいわれる玉城絵美さんの研究者になるきっかけは、高校生の時の入院体験にあるようです。
高校生の時に先天性の心臓病が悪化し入院を余儀なくされました。
病室で安静に過ごす時期は、こんな楽なことはないなと思う反面、病室から出られないことは苦痛だったそうです。
私もその気持ち、とてもよくわかります。
一度、重い病気になったり大怪我をして、長い間の治療で病院に入院した経験のある方なら、玉城絵美さんの気持ちが良く解るとおもうのですが・・・・。
その不自由さや不安な気持ちと言うものは、言葉に言い表せないほどのものがありますよねぇ~。
好きなだけ本を読めるしスマホでゲームもできるけど、やっぱり自由に歩きたい。
外の空気に触れたい。
切実にそう思う人が殆どではないでしょうか?
玉城絵美さんの原動力もそこだったようですよ!
部屋にいながら外の世界に触れられる機械はないかと探したそうなのですが・・・・・。
ですがありませんでした。
すごいなと思うのは、玉城絵美さんは、「じゃあ自分がつくってみよう!」と思ったというのです。
それが工学系の研究者を目指したきっかけだそうで、その「部屋にいながら外の世界に触れられたら」という思いは、のちの「ポゼストハンド」で具体化の第一歩を踏み出すことに成功します。
玉城絵美さんの場合はそもそもひきこもり気質だったそうで、自分の代わりにロボットが外で働いてくれないかなという考えもあって研究を続けたようで、そういう発想をするところもとてもユニークですよね。
すごい発明をする人は、発想がそもそも普通の人とは違っているということがこのことからよくわかりますよねぇ~。
ただ、ロボットを動かす研究は世界中でされており、自分がしなくてもいずれ製品として手に入ることに気づき、ロボット研究を諦めたようです。
と同時にロボットが感じたことを人が感じるとか、人と人が感覚を共有する研究はされていないことに気づいて、そこを研究することにしたのだそうです。
そうして開発されたのが「ポゼストハンド」というわけです。
では具体的に、「ポゼストハンド」とはいったいなにができる装置なのでしょうか。
ポゼストハンドとは?
「ポゼストハンド」とは、コンピュータを使って手指の動きを制御する装置のことです。
普通、人が手を動かす時には、脳から電気信号が指令として送られ、それを受けた筋肉が反応して動作につながるわけなのですが、その電気信号を脳の代わりにコンピュータで制御するというシステムです。
電極のついたベルトを腕に巻き付けて、電極から直接筋肉に電気刺激を与えると、その刺激を脳からの指令だと勘違いした筋肉が動くというわけです。
これによって初心者が楽器を演奏できたり、手指のリハビリの助けになったりという、体の具体的な動かし方をコンピュータ制御で体現できるので、より正確な動かし方を体験で学習できるというわけです。
医療の分野をはじめさまざまな分野で応用できそうですね。
こりゃあ世界が注目するわけです。
現在はこの「ポゼストハンド」を応用発展させた「アンリミテッドハンド」というのがあるようで、こちらはさらにすごいことになっています。
人が体験したことを感触として共有できたり、コンピュータからの情報を感触で再現できたりすらしいのです。
例えば実際に砂をつかむ動作をしている人の手の感触を、コンピュータを介して自分の手に実際に砂を触っているような感触が再現できたり、誰かに触られた感触を再現できたり、腕に鳥がとまった感触やつつかれる痛みまで感じることができるそうです。
これってめちゃくちゃすごいことですよね。
もしかしたら将来の映画館なんかでは、これを駆使して視覚以外にも触覚も刺激して、例えば主人公が銃を撃ったら自分の腕にも撃った衝撃があるといった体験型のエンターテイメントになっていそうです。
「アンリミテッドハンド」の商品価値は計り知れない!!
というのも、もうすでにゲーム機のコントローラーとしては商品化はされていて、時代は平面からよりリアルな体験型のテクノロジーに移行しているのが実感できます。
将来は部屋の中にいながら外にいる人の体験したことが、インターネットを通してリアルタイムに触感まで疑似体験できる、五感のうち聴覚、視覚、触覚、の3つを刺激する超リアル体験ができそうですね。
そんな世界になっていく転換期の重要な発明をした玉城絵美さんは、これからどんな発明をしてくのでしょうか?
今後も彼女から目がはなせませんね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!