今年の10月22日は、新天皇の即位の礼で、特別な休日になりました。
その即位の礼とは、一体どのようなものなのでしょうか。
その中で新皇后である雅子さまが着る衣装は十二単だと言われていますが、果たしてどのようなものでしょう。
今回はそのあたりを調べてみました。
いよいよ明日に迫った「即位の礼」。26年振りに十二単姿の雅子さまが見られることでしょう。 #雅子さま #即位の礼https://t.co/uSANsDAIPt https://t.co/uSANsDAIPt pic.twitter.com/O9Lv3k1uwu
— mi-mollet/ミモレ (@mimollet2015) October 21, 2019
雅子さまの衣装は十二単?
10月22日に行われる、即位礼正殿の儀。
新しく即位した天皇が日本国の内外に即位を宣明する儀式です。
外国で言うなら、新しい王様が即位する際に冠を被せたりする「戴冠式」のようなものですね。
この儀式では、皇族の方々は平安時代のような衣装を着て、総理大臣や内閣府の職員や宮内庁職員は文官・武官の衣装をまとって出席するのだそうです。
この時、天皇は「黄櫨染御袍」(こうろぜんのごぼう)という衣装を着ます。
なんと西暦820年から続く、伝統的な衣装だそうです。
これは黄色い衣装なのですが、なぜ黄色が選ばれたのかと言うと、「唐では皇帝の色が黄色と定められていて、当時唐文化の影響が強くあったため」「真昼の太陽の色を現しているため」という2つの説があるそうです。
近所の麗沢大学で、天皇だけしか着用できない黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を展示しているので、ただいま見学中。宮内庁は黄櫨染御袍といえども競争入札で調達する。ただし落札してから製作していては間に合わないので業者は先に作るそうだ。これは選ばれなかった黄櫨染御袍。 pic.twitter.com/U7d875Znlr
— 木村岳史(東葛人) (@toukatsujin) May 19, 2019
国民をあまねく照らす昼間の太陽の色、黄櫨染であり、天皇以外が身に着けることは禁じられている「絶対禁色」なのだそうです。
日本は「日の本の国」を冠していますから、太陽の色は特別に尊崇されていたようです。
そして新皇后である雅子さまは、十二単を着ると言われています。
あまり知られていませんが、「十二単」と言っても十二枚重ねて着るわけではなく、全部で7種類の衣装を重ね着します。
その7種類とは、「唐衣(からぎぬ)」「表着(うはぎぬ うはぎ)」「打衣(うちぎぬ)」「五衣(いつつぎぬ)」「単衣(ひとえ)」「長袴(ながばかま)」「裳(も)」から成っています。
皇族の方がお召しになる十二単です。美しい… https://t.co/mq6D6mljQX pic.twitter.com/mQaLVMyaGV
— クロト (@chrosite) October 19, 2016
これだけ衣装を重ね着するため、その総重量は凄いことになりそうですが、平成時代の最初にあった即位礼正殿の儀で美智子皇太后が着た十二単の重さは、なんと16kgあったそうです。
女性でこの重さの衣装を着るというのは、相当な体力が要ることでしょう。
また、大正時代以降、即位礼正殿の儀で皇后が着る十二単の色は、唐衣は白系統、表着は緑系統と決められているそうです。
美智子皇太后も、白い唐衣に緑の表着でした。
どう考えても、天皇とあまり年齢の変わらない皇太弟より、ピカピカキラキラの十代の皇太女様の方が、絵になると思うよー。女帝の即位式の十二単は、祭祀王としての女性の色が濃く反映されており、白無垢らしい。敬宮様の立太子の儀はどうなるんだろうね。ワクワクする(≧∇≦) pic.twitter.com/I5OzUv4Cmw
— 葛の葉 (@katazukedekinai) March 24, 2017
ちなみに皇后以外の皇族の女性たちは、紫色の唐衣を着ると定められているそうです。
ババ様の結婚の十二単と即位正殿の儀の(若手)女性皇族の十二単
— みずのみこ (@bluemoonstone17) June 30, 2019
かなり似てる気がする pic.twitter.com/cGvaRcY7eZ
雅子さまの十二単の値段は?
即位礼正殿の儀で雅子様が着る十二単ですが、一体値段はいくらくらいなのでしょうか。
もちろん日本の頂点の方々がその最重要の儀式で着る衣装なので値段を考えること事態がナンセンスなのですが、一応予想してみました。
一説によると、美智子皇太后が平成の即位礼正殿の儀で着た十二単は、1300万円したそうです。
ということは、雅子様が着る十二単も、軽く一千万円は超えるでしょうね。
7枚重ね着するとして、1枚につき200万円。
一体どこのメーカーが作っているのでしょうか・・・。
雅子さまの衣装替えは何回?
この即位礼正殿の儀は、18時間近く続く長丁場です。
その中で、雅子さまの衣装替えは何回くらいあるのでしょうか?
調べてみたところ、2種類の十二単を含む、4回の衣装替えがあるそうです。
十二単は全部で10数キロあるという衣装で、着るだけでも一仕事でしょうから、それを4回も衣装替えするというのは、かなり体力が要る作業だと思われます。
即位の礼は、10月22日の即位礼正殿の儀だけではなく、その後の複数回に渡る饗宴の儀や、さらにその後の大嘗祭、そしてその後も伊勢神宮や各天皇陵への参拝など、約半年に渡っていろいろな祭事が続きます。
体調の面で不安のある雅子さまですが、最近では公務へも積極的に出席しているので、即位の礼もつつがなくこなしていただけることを祈るばかりです。
両陛下が即位の礼で世界に姿をお披露目 海外からも注目され各国要人が謁見を申し出か #雅子さま #天皇陛下 #美智子さま https://t.co/p4MnuCREVU
— ニフティニュース (@niftynews) October 21, 2019
まとめ
即位の礼で雅子さまが着る十二単について調べてみました。
今年だけは10月22日は休日になりましたが、ありがたくお休みさせてもらい、新天皇の即位を祝うことにしましょう。