世界規模で猛威を振るう新型コロナウイルス・・・・・
ワクチンの開発が早期に必要だと騒がれていますが・・・1年以上かかると囁かれています。
そんなコロナの恐怖に怯える日本国民に朗報です!
ノーベル賞を受賞した大村智さんが開発した抗寄生虫薬が、コロナの抑制に効果があることが発見されました。
今回は、そんな大村智(おおむらさとし)さんとイベルメクチンについて調べてみました。
大村智(おおむらさとし)のプロフィールは?!
名前:大村智(おおむら さとし)
生年月日:1935年7月12日
出身地:山梨県北巨摩郡神山村
研究機関:山梨大学、北里大学
学歴:山梨大学学芸学部、東京理科大学大学院理学研究科修士課程郎
主な業績:ロイコマイシンの構造を解明、アベルメクチンの発見、イベルメクチンの開発
主な受賞歴:日本学士院賞(1990年)、コッホ・ゴールドメダル(1997年)、アーネスト・ガンサー賞(2005年)、テトラヘドロン賞
(2010年)、ガードナー国際保健賞(2014年)、朝日賞(2015年)、ノーベル生理学・医学賞(2015年)
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/大村智)
(引用:https://www.nikkei.com/article/DGXLASGG05H4V_V01C15A0MM8000/)
大村智さんは、山梨県北巨摩郡神山村(のちの韮崎市)の農家に、5人兄弟の2番目の長男として生まれました。
1954年に山梨県立韮崎高等学校を卒業し山梨大学学芸学部(現:教育学部)自然科学科へ進学しました。
大学卒業後、理科の教諭を志したが、地元山梨での採用がなかったため、埼玉県浦和市(現:さいたま市浦和区)に移住し、東京都立墨田工業高等学校定時制に5年間勤します。
しかし研究者への道が諦められず、1960年に東京理科大学大学院理学研究科都築洋次郎の研究室に所属することとなり、高校教諭として働きながら1963年、東京理科大学大学院理学研究科修士課程を修了しました。
この時期に妻の文子さんと結婚しています。
大村智の経歴は?!
大村智さんは1963年に文部教官として採用され、山梨大学の工学部発酵生産学科の助手となります。
加賀美元男研究室でブランデーの製法の研究に従事した後、北里研究所の研究員募集情報を受け、研究員採用試験に合格します。
1965年に山梨大学を退官し、社団法人である北里研究所研究部抗生物質研究室技師補として赴任しました。
そこでは抗生物質を研究し、ロイコマイシンの構造を解明しするなど数多くの功績を残します。
1979年に、静岡県の土壌より発見した放線菌を元に米国メルク社との共同研究で、1979年にこの放線菌が生産する抗寄生虫薬エバーメクチンおよびジヒドロ誘導体イベルメクチンを発見、開発しました。
イベルメクチンは動物薬として1981年に発売され、今日まで世界で最も多く使用され、食料の増産や皮革産業の発展に多大な貢献をしました。
(引用:https://www.kitasato-u.ac.jp/nobelprize/research_result.html)
そして1987年にはイベルメクチンのヒト用製剤メクチザンを、WHOおよび関連機関を通じてりオンコセルカ症とリンパ系フィラリア症の撲滅プログラムにメルク社と北里研究所から無償供与され数多くの人の命を助けました。
この功績がのちにノーベル化学賞の受賞へとつながっていきます。
研究者としてだけではなく、経営者として財政が悪化していた北里研究所を再建するために、1984年に北里研究所の理事として副所長に就任し経営学と不動産学を学び、1990年には、北里研究所の所長に就任します。
2008年には北里研究所の所長を退任し2012年まで名誉理事長を務め、以降は顧問を務めています。
そして数々の功績が認められ、2015年にノーベル化学賞うを受賞することとなりました。
大村智のコロナとの関係は?
大村智さんは、研究者として微生物の研究に尽力してきました。
そして大村智さんが開発しら抗寄生虫薬の「イベルメクチン」が、新型コロナウィルスに抑制に効果があるといわれています。
この「イベルメクチン」を試験管の中で新型コロナウイルスに投与したところ、48時間以内にウイルスが増殖しなくなったとオーストラリアのモナシュ大学の研究チーム発表しました。
現時点で、ワクチンが無い新型コロナウィルスの治療薬として臨床試験を近く行う事も合わせて発表されました。
(引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202004/CK2020040702000135.html)
【🇦🇺オーストラリア モナッシュ大学】
— 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (@COVID1948074643) April 6, 2020
アタマジラミ症などの治療薬「イベルメクチン」が新型コロナウイルスの抑制に効果があったと発表した。
「1回量のイベルメクチンで新型コロナウイルスの複製を48時間以内に止めることができた」
#大村智 #北里大学 #イベルメクチン https://t.co/6gEwyRAHMZ
新型コロナウイルスを99.98%も抑制本来、イベルメクチンは寄生虫感染症の薬剤だが、HIV-1(ヒト免疫不全ウイルス)のタンパク質生成を阻害することが確認され、インフルエンザウイルスなどのRNAウイルス、狂犬病ウイルスなどのDNAウイルスの増殖を防ぐことが実証されているようだ。
重要なのは、米国のFDA(食品医薬品局)にも承認されているように、イベルメクチンが約30年間に渡ってヒトの寄生虫感染症の薬剤として広汎に使用されてきたことだろう。特に、河川盲目症やリンパ系フィラリア症の薬剤として多くの発展途上国で使われてきた。
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200408-00172075/
大村智のノーベル賞の理由や研究内容を調査!
大村智さんがノーベル賞を受賞したのは2015年です。
大村智さんが開発した抗寄生虫薬「イベルメクチン」がオンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア(象皮病)といった、アフリカで蔓延していた寄生虫による感染症の撲滅に貢献したことによりノーベル化学賞の受賞に至ります。
さらに「「イベルメクチン」は、世界中で年間3億人以上の人々が感染しながらそれまで治療薬のなかった疥癬症や沖縄地方や東南アジアの風土病である糞線虫症の治療薬としても威力を発揮しています。
これだけでも、この大村智さんの研究によって数えきれない数の人々が救われたことが分かります。
医薬品の開発に対してノーベル賞が贈られたのは1988年以来27年ぶりであり、「イベルメクチン」は「世界を変えた薬」と呼ばれています。
しかし、大村智さんはこの受賞に対してもおごることなく、「賞の半分は微生物にやらないといけないですね。」と語っていました。
(引用:http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3713/index.html)
(引用:https://www.kitasato-u.ac.jp/nobelprize/)