世界最高齢での登山記録を次々に打ち立てている三浦雄一郎(みうら ゆういちろう)さん。
若い頃はスキーヤーとして世界の高山で次々に滑降記録を樹立し、その後は登山家として活躍しています。
その若さの秘訣は何でしょうか。特別なトレーニングをしているのでしょうか?
またその父親や子供たちの経歴は?
三浦雄一郎さんの話題です。
三浦雄一郎さんが特別講義/青森山田学園100周年 https://t.co/J6QK6ziHzx pic.twitter.com/F8I0vctECj
— 東奥日報(青森) (@toonippo) July 8, 2018
三浦雄一郎のプロフィール
引用:https://kakunist.jimdo.com/
名前: 三浦 雄一郎 (みうら ゆういちろう)
生年月日: 1932年10月12日
出身地: 青森県青森市
出身大学: 北海道大学
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/三浦雄一郎
三浦雄一郎の経歴
三浦雄一郎さんは青森県青森市で生まれ、幼少時は病弱で、浪人や転校を繰り返します。
スキーができるからという理由で北海道大学に進学し、獣医学部に進学します。
大学院に進むと、その後北大獣医学部の助手になります。しかし26歳の時に助手を辞任し、スキーヤーになります。
その後はプロスキーヤーとして世界プロスキー選手権に出場して上位入賞します。
また富士山での直滑降を成功させたり、エベレスト8000m地点からの滑降やアコンカグアからの滑降を成功させ、世界七大陸最高峰全峰からの滑降を成功させるなど、スキーで数々の記録を打ち立てます。
一時不摂生をしていた三浦雄一郎さんですが、2003年には70歳の世界最高齢でエベレストに登頂するなど、山岳登頂でも記録を打ち立てます。
2008年には75歳で、2013年には80歳でエベレスト登頂を達成するなど、ギネス記録を打ち立てます。
1990年代には、北海道知事や衆議院選挙に出馬するなど政治にも意欲を見せますが、いずれも落選しています。
三浦雄一郎の父親や子供の経歴は?
世界的なスキーヤーであり登山家でもある三浦雄一郎さんですが、その家族も皆スキーや登山で有名な人たちです。
まず三浦雄一郎さんのお父さんですが、三浦敬三さんというプロスキーヤーでした。
引用:https://books.rakuten.co.jp
元々青森営林局の職員だった三浦敬三さんは、50代から海外での滑降に挑戦し、70歳でヒマラヤ、77歳でキリマンジャロを滑走。
88歳の時にはアルプス・オートルートを完全縦走しました。
さらに2004年には、99歳ながらヴァレブランシュ氷河からのスキー滑降を成功させています。
高齢までスキーで挑戦を続けた三浦敬三さんは、2006年に101歳で亡くなりました。
三浦雄一郎さんが高齢になっても登山を続けるのは、やはりこのお父さんの影響があればこそでしょうね。
そして三浦雄一郎さんは、子供さんたちもスキーや登山で有名です。
三浦雄一郎さんは北海道大学の学生時代に学生結婚しており、3人の子供をもうけています。
長男の三浦雄大さん、次男の三浦豪太さん、長女の三浦恵美里さんです。
長男の三浦雄大さんは、若い頃にアルペン競技のスキー選手として活躍、現在ではKDDIの社員として働きながら三浦雄一郎さんの登山をサポートしています。
気象情報などの情報収集やブログ用の写真を撮ったりなどして、三浦雄一郎さんの登山をサポートしているそうです。
また次男の三浦豪太さんは、フリースタイルスキー・モーグルの選手として、リレハンメルオリンピックや長野オリンピックに出場しました。
現在では、冬季オリンピックや世界選手権があると、スキーの解説を務めたりしている他、登山家としても活躍しています。
そして長女の三浦恵美里さんは、株式会社「ミウラ・ドルフィンズ」の代表取締役として、父親である三浦雄一郎さんのサポートをしています。
この会社は三浦雄一郎さんの登山に関する資金集めなどを行っているようです。
こうして見てみると、3人のお子さんは皆、三浦雄一郎さんの登山のサポートをしているようです。
80歳を超えても新たな登山に挑戦し続ける三浦雄一郎さん、その活躍は、家族の支えがあればこそのようです。
三浦雄一郎のトレーニング法は?
現在86歳の三浦雄一郎さん。
老齢になっても世界一の高山であるエベレストに登頂できるのだからさぞかしハードなトレーニングを課しているのでは・・・と思ってしまいますね。
けれど実際には、三浦雄一郎さんの行っているトレーニング法は、「ヘビーウォーキング」というものだそうです。
まだ登山を始める前、三浦雄一郎さんはメタボ体型で、国内の高さ600mの山に登るのもやっとだったそうです。
しかしヘビーウォーキングを始めると、みるみるうちに体力がつき、肉体的にも若返ったそうです。
そのヘビーウォーキングとはどういうものかというと、体に重さ30kgの荷物を背負い、ただひたすら歩くというだけなのだそうです。
最初は10kgの荷物を背負い、慣れてきたら15kg、それに慣れたら20kg・・・というように徐々に負荷を上げ、ウェイトをかけた状態でひたすら歩く。
そうやって60代から20年以上も、ほぼ毎日ヘビーウォーキングを続けたところ、メタボだった体型が改善し、現在では血管年齢40歳!まで若返ったのだそうです。
続ける秘訣について、三浦雄一郎さんは「力まないこと。これが継続の秘訣です。疲れたら途中で帰ってもいいし、気分が乗らなければサボってもいい」と語っています。
三浦雄一郎さんは、そのヘビーウォーキングを毎日3時間行っていますが、わざわざ時間を確保するのではなく、街での買い物や散策を30kgのウェイトをつけて行なっているのだそうです。
86歳にして30kgのウェイトを付けて歩く生活・・・凄いですね。これは医学的にも大変有効な有酸素運動のようで、フルマラソンにも匹敵するそうです。
来年1月に南米大陸最高峰のアコンカグア(アルゼンチン、標高6962メートル)に挑戦する三浦雄一郎さんが記者会見を行いました。日常生活では重さ2キロの靴を履いて鍛えているそうです。
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) December 3, 2018
ロングバージョン→https://t.co/87J9wau0HD #三浦雄一郎 #アコンカグア pic.twitter.com/EAlnD2ZzaL
まとめ
80代後半という老齢にしてなお、世界の高山に挑戦し続ける三浦雄一郎さん。
今後も世界最高齢での登山記録を打ち立てるのでしょうか?
日本の誇りとも言える三浦雄一郎さん、何歳になっても挑戦し続ける気持ちを忘れないでほしいですね!