宝石デザイナー、川添微(ほのか )、(honoka kawazoe/英語名)のエメラルドを発掘して、原石から「世界でたった1つだけのジュエリー」が、今、世界の注目を浴びています。川添微(ほのか )さんは別名エメラルドハンターとしても知る人ぞ知るジュエリーデザイナーです。
宝石(ジュエリー)デザイナーと聞くと、繊細な細く長い指をした、肌の色も透き通るように色白で端正な顔立ち、インドア派な雰囲気の人を想像してしまいますが、今回紹介させていただく宝石(ジュエリー)デザイナー、川添微(ほのか)さんは、どちらかというとダンサーとか舞踏家といった肩書きが似合うような日に焼けて溌剌とした雰囲気の方です。
それもそのはず、川添微(ほのか)さん、宝石(ジュエリー)デザイナーという肩書きのほかに、エメラルドハンターという、全く川添微(ほのか)さんを知らない、初対面の人が聞いたら「探検家????」と思うような肩書もお持ちなのです。
川添微(ほのか)さんは、なんとコロンビアの採掘場まで足を運び原石を採取、そして現地での取引の交渉、からデザイン、販売までをすべてを川添微(ほのか)さん自身でこなすというから驚きです。
そんな川添微(ほのか)さんはが、デザインするジュエリーは「世界でたったひとつのジュエリー」として、今世界で注目をあつめています。
川添微(ほのか)プロフィール
川添微(ほのか)/Honoka Kawazoe
引用: 阪急百貨店 https://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp
名前: 川添微(ほのか)
英語名: Honoka Kawazoe
生まれ: 1971年生まれ
出身地: 兵庫県
母親: 川添日記
川添微(ほのか)さんは1971年兵庫県に生まれ、自然のなかで成長してほしいという両親の願いから、生後半年で香川県高松市の海に近い町へ引っ越し、そこでお姉さんとともに育ったそうです。
「勉強より生き抜く事が大事」と電気設計士のお父様は3歳のほのかさんを無人島に連れて行き、そこでテント生活のサバイバル体験をさせたそうで、凄いお父様に育てられましたね!!お父様の遺伝子がそのままにの現在の川添微(ほのか)さんです。
幼い頃そういった所で拾った石を持ち帰って集めた経験が、今の仕事の宝石製作の原点になっているそうです。石拾いは幼い頃何故か?夢中になった人も多いと思いますが、川添微(ほのか)さんのようにジュエリーを作る人に発展するまでにはナカナカ行かないものです。やはり普通の人では無い感性をこの頃からお持ちだったんですね。
川添微(ほのか)さんは、高校の時はサラブレッドの目の美しさに惹かれて乗馬に夢中になり、馬術の腕前は国体に出るほどだったそうで、このことから将来は獣医をめざして獣医大に進学しました。
けれど獣医になる自分を想像できなかったことから大学を1年で中退されます。
この時、退学するか休学するか迷っていた川添微(ほのか)さんに、「うしろのドアを完全に閉めないと前の明かりはみえてこないよ」とお母様がおっしゃったそうで、この言葉に背中を押されて退学を決意されたそうです。
お母様は漆芸作家の川添日記さんだそうで、木や漆といった自然のものをあいてに長年自分と向き合ってこられたアーティストならではの重みのある言葉ですよね。
川添微(ほのか)さんは大学を中退した後、バックパッカーとして東南アジアやオーストラリアへ放浪のた旅へ、自分自身を見つめ直そうと、きっとその頃おもったのでしょうね。その旅も大きな意味があり、色々な国を巡るうちにに宝石の加工や採掘、研磨といった技術を学んだのです。
その後、川添微(ほのか)さんはエメラルドの原石輸入会社に就職、5年間バイヤーとしてコロンビアで採掘などに携わり、この時にエメラルドの魅力に虜になったのだとか。
退職後は、川添微(ほのか)さんはアメリカの宝石学の教育機関で本格的に学び、宝石鑑定士の資格を取得、ニューヨークを拠点に制作を始められましたが、
”自然の中にいる時にエネルギーが湧いてくることに気づき一面の水田を風が渡り,夕日が美しい田園にアトリエを構えて現在に至ってます。”
引用:honoka’s emeralds http://honoka.us
とのことで今現在はバリ島に在住しています。
川添微(ほのか)さんのバリでの自然な姿と笑顔はもっと美しいですね。
バリ島のアトリにて川添微(ほのか)/Honoka Kawazoe(上)
バリ島でオープンした川添微(ほのか)デザイン/Honoka Kawazoe(下)
引用: sinsinatelier http://www.imgrum.org/
エメラルドへのこだわり、そして、「世界でたった1つのジュエリー」の値段
川添微(ほのか)さんが扱う宝石はエメラルドのみです。それもカットや加工はせず、原石そのままを使ってデザインします。
川添微(ほのか)さんが輸入会社でバイヤーをしていた頃に、エメラルドの生命力あふれる美しさに魅了され、エメラルドが一番美しいのは発掘された、その時の自然の姿である、原石の時なのに、カットされ磨かれて無個性になってしまうことに違和感を感じたことが、今の原石そのままデザインするスタイルにつながっています。
掘り出した原石をもとに金などをつかって指輪なりイヤリングなりアクセサリーにしていくのでできあがったものは「世界でたったひとつのジュエリー」になります。
石にひとつとして同じものはないですから。
川添微(ほのか)さんの「世界でたったひとつのジュエリー」
指輪 「地からの光」指輪 5,076,000円円 by川添微(ほのか)/Honoka Kawazoe
引用: 阪急百貨店 https://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp
ネックレス 水のながれのkirameki /2,376,000円 by川添微(ほのか)/Honoka Kawazoe
引用: 阪急百貨店 https://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp
これからの川添微(ほのか)さんのジュエリー展示会、個展日程です。ご興味のある方は、是非、この機会に、日本で、川添微(ほのか)さんにお会いできるチャンスです。
★★★2017 SUMMER★★★
★伊勢丹新宿本店 5F アートギャラリー
5月24日(水)~30日(火)
★阪急うめだ7F美術画廊
5月31日(水)~6月6日(火)
★松坂屋名古屋店南館3階Mキュービック
6月14日(水)~20日(火)★日本橋三越本店本館7階催事場
7月19日(水)~25日(火)
★★★2017 FALL★★★★札幌三越本館9階三越ギャラリー
11月29日(水)~12月4日(月)
引用:Honoka’s Emerald (http://honoka.us)より
現在はバックパッカー時代に出会ったニューヨーク出身の旦那さまと二人の娘さんとバリで暮らすほのかさん。バリの自宅の二階にあるアトリエで制作をしながらコロンビアに買い付けに行ったり各地で個展をひらいたりと大忙しです。
彼女のつくりだすジュエリーには、太古の人々の装飾を思わせる力強い美しさがあります。クラシカルでいながら、何故かモダン、そして、不思議な魅力を伝え、「あなたに身に着けてもらうために宝石になったの」と言わんばかりのエメラルドたちです。
それはほのかさんの持つパワフルな生命力そのものなのかもしれませんね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。