7月23日イギリスのロンドンで世界パラ陸上競技選手権大会が行われ、今回、3つのメダルを獲得し、記録を塗り替えた陸上界の超人が生まれました。トリニダード・トバゴのアキーム・スチュワート選手、投てき3種目で世界新記録を樹立。トリニダード・トバゴ共和国として初のゴールドメダリストにも輝きました。
生まれながらにして遺伝子の病気の為に両足が湾曲、その上左右の足の長さも違うアキーム・スチュワート選手はこの障害を大きなバネにして次々と記録を塗り替える今やパラリンピックの世界に彗星の如く現れた選手です。
投てきと言う競技をご存知無い方の為に、
陸上競技のうち、物をより遠くに投げてその距離を競う種目を指す語。砲丸投、円盤投、やり投、およびハンマー投を総称したもの。
引用: http://www.weblio.jp/投てき競技
もちろん、普通の健常者で投てきの現役アスリートで世界大会に出場している選手を知っておりますが、投げる時に掛かる瞬発力、そして体を支えるバランスがものを言う競技で、アキーム・スチュワート選手のように両足に障害がある場合、バランス力や瞬発力もコントロールが上手くできない訳なので、ここがこのアキーム・スチュワート選手のハンディとなるのですが、どのようにして乗り越えてきたのか?気になるところですね。
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それでは、アキーム・スチュワート選手のプロフィールからみてゆきたいと思います。
目 次
アキーム・スチュワート選手のプロフィール
引用: https://wired868.com/2016/09/10/ttoc-akeem-stewarts-golden-throw-could-be-game-changer-for-differently-abled/
国籍: トリニダードトバゴ
性別: 男性
生年月日(年齢): 4月7日1992年 25歳(2017年現在)
障害のタイプ: 足の長さの違い
障害の原因 : 先天性の障害
居住地: トリニダード・トバゴ
言語: 英語
趣味: 釣り、水泳、ビーチで過ごす時間 思い出に残るスポーツ
記録: リオデジャネイロの2016パラリンピックで金メダルを獲得し、世界記録を樹立しました。
キャリアの中で最も影響力のある人: 彼の父ウェイン、そしてウェイドフランクリン監督。
自分にとってのヒーロー/アイドル: USショットパターブライアンオールドフィールド。
その他アスリート生活での傷害: 2011年から2016年にかけて膝と指の怪我を負う。
アキーム・スチュワート選手の身長と体重
残念ですが、アキーム・スチュワート選手はまだ今脚光を浴び始めた選手のようで、記録樹立については沢山の情報がありますが、身長や体重については、正式な情報が発表されていませんでした。
アキーム・スチュワート選手の経歴
スポーツの世界へ入ったキッカケは、アキーム・スチュワート選手の父親のウェインさんが陸上競技を紹介したのがキッカケだそうで、トリニダード・トバゴで5歳から陸上競技に参加しました。
アキーム・スチュワート選手は2013年のコロンビアのメデリンでパラ競技に初めて参加しました。アキーム・スチュワート選手のコーチの名前はウェイドフランクリンと言う方だそうです。
2016年のリオでのパラリンピックで、やり投げで金メダル、円盤投げで銀メダルを獲得しました。
今回のイギリスの、ロンドンで行われた世界パラ陸上競技選手権大会では、アキーム・スチュワート選手がメダルを獲得しただけでなく、砲丸投げの種目では、今までの記録はJorg Frischmannによる14.21mが最高でした。アキーム・スチュワート選手が今回だした記録は、19.08mと14.21mという大幅な伸びをみせて、世界新記録も達成したことです。この記録は20年前から破られることがなかったそうです。
アキーム・スチュワート選手の地元トリニダード・トバゴでの栄誉
トリニダード・トバゴのNEWSDAYでは、アキーム・スチュワート選手にいて記事にしていますので、ご紹介します。
アキーム・スチュワート選手は共和国デーにハミングバード金メダルをショナルアワード授賞式で授与されました。
そして、更に、アキーム・スチュワート選手は、トリニダード・トバゴの国の栄誉である「国家の父」メダルオブゴールを受賞して、その記念式典に2人とも招待されました。
この賞は非常に栄誉ある賞として、スポーツでの活躍のパフォーマンスに於いて、名誉を讃えられるもので、記念式典に備えて、アキーム・スチュワート選手の姉妹である「Wasame Stewart(ワサメ・スチュワート)」さんがアキーム・スチュワート選手の今までのメダルをかき集めて式典へ持ってくるだろうと報じています。
引用: http://newsday.co.tt/2017/09/23/tt-paralympic-champion-to-get-hummingbird-gold/
この写真はアキーム・スチュワート選手がパラリンピックの金メダリストとして、地元のサングレグレーター・ガバメント・セカンダリー・スクールを訪問して子ども達と交流を交わした時の写真です。
アキーム・スチュワート選手、トリニダード・トバゴでは初の金メダリスト、子供達に夢と希望を与える、素晴らしいイベントとなったでしょうね。西欧のアスリートは、必ず地元の学校や病院を訪問しては、夢を与え激励することはある意味、自分の栄光への恩返しのつもりで普通に行われていますね。
アキーム・スチュワート選手の家族や結婚相手は?
アキーム・スチュワート選手はお姉妹、お姉さんか?妹さんか?わかりませんがトリニダード・トバゴに在住していて、きっとご両親も同じくトリニダード・トバゴに在住と推測します。
まだ、若くして新星のようにでてきた選手なので、両親や家族の情報があまり見つかりません。もう少ししたら、「アスリートとして世界記録を樹立した障害を持つアスリート(アキーム・スチュワート選手)」の親としての苦労話や子育て話が話題になるのでは?と思います。
そして結婚などの情報、奥さんや恋人の情報もみあたりませんねぇ。海外の選手は恋人や結婚相手がいれば、新記録の樹立やゴールドメダルによる、国での式典に一緒に同伴するはずですが、姉妹がアキーム・スチュワート選手のメダルをかき集めて式典に参加する話しが新聞に掲載されているぐらいなので、まだ、恋人や結婚相手もいないのかもしれません。
体に障害を持ってしまったのは自分に原因があった訳でない、そんな人々が健常者以上に自分の能力や可能性に挑戦する姿は本当に純粋で美しものです。
素晴らしい競技に前向く選手達を自分の国の財産として応援を続けたいものですね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。